アップル、薄さ5.6mmの「iPhone Air」発表 – ケータイ Watch

 米アップル(Apple)は、iPhoneシリーズの新たなバリエーションとして、薄さを特徴にした「iPhone Air」を発表した。価格は、256GBで15万9800円、512GBで19万4800円、1TBで22万9800円。

 「iPhone Air」は薄さ5.6mmに仕上げられた、iPhoneシリーズの新たなバリエーション。宇宙船にも用いられる、グレード5チタニウムを採用し、最も薄いiPhoneと銘打たれる。重さは165g。iPhoneの中で最も多く、80%の再生チタニウムを使用している。

 Ceramic Shieldをチタニウムフレームの両面に採用し、強度を向上。薄型ながら、これまでのどのiPhoneよりも頑丈とされる。

 カメラの凸部に、主要なシステムモジュールを収めるなどして、本体の薄型化が実現された。

 一方、底面にスピーカーの開口部がなく、内蔵スピーカーは上部のみ。

ディスプレイ

 6.5インチ(最大120Hz駆動)のSuper Retina XDRディスプレイは、常時表示、3000ニトのピーク輝度に対応。

 新しいCeramic Shield 2で保護される。反射防止機能が向上し、耐擦傷性能は以前のCeramic Shieldの3倍になる。

 また、背面にもCeramic Shierdが採用されており、耐亀裂性能は、以前の背面ガラスから4倍向上している。

A19 Pro搭載

 A19 Proチップ、新たなモデムチップの「C1X」などを採用する。

 A19 Proチップは、高効率コアのラストレベルキャッシュを50%増加させることで、日常的なタスクのエネルギー効率が向上。

 GPUには第2世代のDynamic Cachingアーキテクチャを採用し、16ビット浮動小数点演算速度が2倍向上、新しいユニファイド画像圧縮を構築する。

 GPUのAI演算能力も向上。各GPUコアにNeural Acceleratorを組み込むことで、演算能力は、ピークGPU演算能力の最大3倍になる。

 また、N1チップも搭載されており、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応。インターネット共有や、AirDropのパフォーマンス、信頼性も向上する。

 モデムチップのC1Xは、C1の最大2倍高速で、iPhone 16 Proのモデムを超える速度とされる。

 全体的な消費電力は30%削減され、iPhoneの中で最も電力効率に優れたモデムとなっている。ただし、iPhone 16eと同様に、一部の周波数帯には非対応となる。

eSIMのみ対応

 SIMカードは、デュアルeSIM(2つのアクティブなeSIM、8つ以上のeSIMを保存可能)をサポートし、物理的なSIMカードは非対応。また、5G通信ではミリ波も非対応となる。

 カラーバリエーションはスペースブラック、クラウドホワイト、ライトゴールド、スカイブルーの4色、各カラーに合わせた、専用ケースも展開される。

カメラ

 背面カメラは、48MP Fusionカメラが用意される。統合型の2倍望遠、4K60fpsビデオの撮影に対応する。

 18MPのセンターフレームカメラは、iPhoneを縦向きに持ったままでも、横向きのセルフィーが撮影できる。

 フロントカメラとバックカメラを合わせ、両方のカメラで同時に動画を撮影する「デュアルキャプチャビデオ」機能も、新たに搭載される。カメラコントロールも搭載される。

そのほか

 USB-C端子(USB 2)を備える。

 薄型でもMagSafeはサポートされており、最大20Wでのワイヤレス充電も利用可能となる。

 バッテリーはビデオ再生最大27時間、ビデオストリーミング再生最大22時間に対応する。

 大きさは156.2×74.7×5.64mm、重さは165g。側面にカメラコントロール、アクションボタンも用意される。Wi-Fi 7をサポートする。




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