AMDは、ワークステーション向けGPU「Radeon AI PRO R9700」の店頭販売を10月27日よりグローバルで開始すると発表した。米国での価格は1,299ドル。
Radeon AI PRO R9700は、RDNA 4アーキテクチャ採用のワークステーション向けGPU。同社が5月に発表した製品で、すでに本GPUを搭載したPCは市場に投入されているが、カード単体での販売も始まるかたち。大規模言語モデルやディフュージョンモデルといった計算負荷が高いワークフローの高速化を実現できるとしている。
主な仕様は、コンピュートユニットが64基、ストリーミングプロセッサが4,096基、レイアクセラレータが64基、AIアクセラレータが128基。動作クロックはブースト時で最大2,920MHzを発揮する。大型AIモデルのローカル実行などにも対応できるよう、32GBの大容量GDDR6メモリを搭載。メモリインターフェイスは256bit、ピーク時帯域幅は640GB/sとなっている。
AI開発向けツールキットのROCmにも対応しており、4枚のRadeon AI PRO R9700カードをまとめて使うことも可能。メモリ容量は128GBとなり、巨大なAIモデルも実行に対応できる。
AI developers, your next GPU is here. The Radeon™ AI PRO R9700 brings scalable multi-GPU performance and 32 GB of VRAM to local AI development – available from select retail partners October 27 from $1,299.pic.twitter.com/pzXxZSjJWD
— David McAfee (@McAfeeDavid_AMD)October 23, 2025

コメント