転職活動の約6割が「いい会社があれば転職したい」スタンス、マイナビが実態調査を発表 | HRog | 人材業界の一歩先を照らすメディア

株式会社マイナビは9月24日、直近1年間に転職活動を行った人を対象とした「転職活動実態調査(2025年)」の結果を発表した。

調査結果は以下の通り。

転職活動のスタンスは「いい会社があれば転職」が56.9%で最多

転職活動を行った人のスタンスについて尋ねたところ、「いい会社が見つかれば転職したい」が56.9%で最も多く、「必ず転職したい」は28.5%に留まった。転職の緊要性が低く、現状に決定的な不満がない状態で転職活動を行う「ゆるい転職活動」をする人が多いことが判明した。

転職活動の想定期間は「1年以上」が22.7%

転職活動期間をどれくらいで想定していたか尋ねたところ、「3カ月以上半年未満」が28.1%で最多となったが、「1年以上」と回答した人も22.7%に上った。早期の転職を想定せず、じっくりと時間をかけて活動する人の存在がうかがえた。

転職活動を始めた理由1位は「給与が低かった」で29.2%

転職活動のきっかけについては、「給与が低かった」が29.2%で最多となり、「仕事内容に不満があった」(25.1%)、「会社の将来に不安があった」(23.5%)が続いた。転職活動でこだわった条件では、「納得のいく収入が得られること」(76.8%)、「希望のエリアで働けること」(76.3%)が上位となり、給与や労働条件面が重視されている。

「転職でキャリアは前進する」と74.4%が回答は「給与が低かった」で29.2%

転職に対する心境について尋ねたところ、「転職することでキャリアは前進する」と思う人が合計で74.4%に上った。また、「転職活動をすることにためらいがあるか」という問いに「そう思わない」と回答した人は62.8%となった。転職活動への抵抗感が低く、キャリアへの期待感を持って活動している人が多い様子がうかがえる。

詳細結果はコチラ

転職が当たり前になった現代では、必ずしも現職に不満がなくても「備えとしての転職活動」を行う人が増えています。企業側も優秀な人材を引き付けるために、従来以上に魅力的な条件や働き方を提案していく必要がありそうです!

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:正社員として働く20代~50代の男女で、直近1年間に転職活動を行った人
有効回答数:1,500名(転職者500名、転職活動者1,000名)
調査期間:2025年7月2日~2025年7月15日
調査機関:株式会社マイナビ

【参考URL】「マイナビ 転職活動実態調査(2025年)」 を発表


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