はじめに
仙台と聞くと作家の「伊坂幸太郎」を思い出す、エンジニアリングマネージャーの羽鳥です。
2025年8月29日、30日に開催された「スクラムフェス仙台」に asken は Silver スポンサーとして協賛しておりました。昨年に引き続きの Silver スポンサー協賛であり、また同じく昨年に引き続き、登壇もさせていただきました。今回は、その参加と登壇に関するレポートです!

スクラムフェス仙台とは?
公式サイト記載の「Concept」より。
スクラムフェス仙台はアジャイルコミュニティの祭典です。
アジャイルやスクラムのエキスパートと繋がりを持ちましょう。この祭典は初心者からエキスパートまで様々な参加者が集い、学び、楽しむことができます。
参加者同士でアジャイルやスクラムのプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。
スクラムフェス仙台はオンサイトとオンラインでの同時開催です。
セッションは会場よりオンライン配信します。
自身の仮説に対してのフィードバックを求めて
今回、私がプロポーザルを出そうと思い立った理由ですが、ざらっと整理すると以下のような考えがあったためです。
- 昨年度にスクラムチームを観察していた際にある仮説を思い浮ぶ
- その仮説について、外からのフィードバックや反応を得たいと思っていた
- フィードバックや反応があることで、さらに経験学習が深まると考えた
また、昨年もスポンサー協賛だけではなく登壇していたこともあり、「せっかくならスクラムフェス仙台で仮説をぶつけるぜ!」とプロポーザルを出すに至りました。プロポーザルについては、運営の天野さんのコメントがあったことで、アウトラインがより整理できました。この場を借りて感謝申し上げます。
登壇内容については以下の引用を参照ください。
■ タイトル
スプリントレトロスペクティブはチーム観察の宝庫?チームの衝突レベルに合わせたアプローチ仮説!■ 概要
スクラムマスターにとってはスクラムイベントすべてがスクラムチームの状態を知る大切な機会です。
その中でも特にスプリントレトロスペクティブはチーム観察の宝庫だと、私は思っています。
チームがそのスプリントで起きたことをふりかえり、対話しながら内容を深掘り、
時に意見の食い違い(衝突)が起きる中で、自分たちの効果を改善するための最も役立つ変更を特定する。その中でチームが話していることに耳を傾けてみると「プロダクトの4階層(Core、Why、What、How)」に似た衝突のレベルがあるのではないかと思えてきました。
実際に現場で起きた衝突事例をもとに、どのような仮説を持ってスクラムチームにアプローチしたのかについて語らせていただきます!
さてさて、無事にプロポーザルも採択されまして、当日の登壇です。

会社のメンバーが2名ほど応援にかけつけてくれており、写真を撮ってくれました。今時あまり見なくなったような気もしますが、登壇開始前にろくろを回すポーズを取っております(笑) 登壇資料については以下のSpeaker Deck を参照してください。
スプリントレトロスペクティブはチーム観察の宝庫? 〜チームの衝突レベルに合わせたアプローチ仮説!〜
メイン会場にて、個人的には思ったよりも多くの方々に聞いていただき、ありがたい限りでした。登壇中は Discord は見れていなかったのですが、「あすけんヘビーユーザーです!」「ともに、学ぶ。素敵な方針だ」という弊社そのものについてのコメントから、「問題と課題の違い、いっつも忘れる。これはわかりやすい」「前提が共有されてないと議論内容もずれるのか」「ファシリで何を問いかけたらいいか悩みがちなので本当にありがたい整理です」「開発だけではなく、広範囲に適応できるアプローチだなぁ。。。」「資料を展開してもらえるならしてほしい。じっくり読みたい」といったコメントまでいただき、嬉しい限りでした。
個人的なふりかえりとしては、途中に20分で収まるか怪しくなりペースを調節したことや、スライドの一部の色が見づらく、聞き手に負担をかけたなーというところが、次回の事前準備では潰しておきたいと思ったところです。また、「衝突するほど盛り上がらない・・」というコメントもいただいており、ここに対しても実はこの「衝突モデル」が発展して使えるのではないかなという新たな仮説に繋がり、私自身も新しい学びが発生しました。まさに弊社のエンジニアリング方針である「co-learning (ともに、学ぶ)」が発生した瞬間でした!
他の登壇者の方々からの学び
現地にいると参加者の方々と直接お話しして交流したいという思いもありながら、気になっていた方々の登壇を聞かせていただきました。
こうして聞いていた内容を俯瞰してみると、スクラムチームが成果に向かい、実際に成果を出すために、適応課題に対して立ち向かう経験について無意識的に学ぼうとしていたのかなと感じました。自分だけの経験から学ぶには限界があるので、他の方々が経験から得た学びは本当に貴重でした。今回、個人的には刺さる言葉やメッセージも多く、途中から聴きながら Discord に対して刺さった言葉をオウム返しする bot と化していまして、すいません(笑)
- 刺さった言葉たち (順不同)
- それをやらなかったらどうなるかを想像する
- Multi learning
- 土俵にたつ
- Bad News First! ~ Don’t shoot the messenger~
- 自律と放置は紙一重
- 自己決定理論、目標設定理論、心理的安全性
またじっくりと登壇者のみなさんの資料を読み直して、学びを深めていきたいと思います!
さいごに
登壇後の野良の交流会(しかも、クラフトビールの飲めるお店で突然はじまるワークショップ/笑)も含めて、本当に最初から最後まで学びの多い「スクラムフェス仙台 2025」でした。登壇者のみなさん、登壇を聞いてくださったみなさん、交流して色々とお話しできたみなさん、ありがとうございました!
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