分割キーボードのすゝめ – スタイル・エッジ技術ブログ

はじめに

こんにちは、しおです。

今日は、私が使用している分割キーボード『Corne V4 Chocolate』のキーマップを解説しつつ、効率的なキー入力について語ろうと思います。

序章:分割キーボードとの出会い

実は最近、かねてより気になっていた分割キーボードを購入しました。
それが、Corne V4 Chocolate という自作キーボードです。

Corne V4 Chocolate

私は福井支社に勤務しておりまして、とある東京出張の日に秋葉原の遊舎工房に立ち寄って購入しました。
使い始めて1か月も経たないのですが、もうだいぶ手に馴染んできた感覚があり、良きパートナーとなりつつあります。

遊舎工房で買いました。

キーの数は46キー。
一般的なフルサイズキーボード(JIS配列)のキー数は108キーと煩悩の数と同じなので、Corne V4 Chocolate は約40パーセントのキー数しかないことになります。
なので当然、フルサイズのキーボードには存在するキーがこのキーボードには存在しないということになります。

「え、じゃあどうやってフルサイズのキーボードにのみ存在するキーを入力するの?なんなら数字キーすら無いんだが???」

大丈夫です。こういったキー数を削っているキーボードには大体、レイヤーという概念が導入されていることが多いです。
記事が長くなりすぎるので詳しくは紹介しませんが、皆さんがお持ちのキーボードにおいても Shift + 1 キーを入力すると ! が入力されると思います。それが自由に設定できる感じです。

なお、小さいキーボードのメリットとして私が考えているのは、可搬性が高いことや、ホームポジションから極力手を動かさずに縦横無尽に数多のキーが入力できることです。


余談ですが、私は2022年頃から台湾のキーボードメーカー製の Vortex Core というキーボードを使用してきました。
キー数は47キーで、ほぼ Corne V4 Chocolate と同じ数です。

片手に収まる Vortex Core

私はこのキーボードをいたく気に入っておりまして、キーを入力するたびに日々幸せな気持ちで満たされていたのですが、ただ一点だけ気になることがありました。
それは、小さすぎるあまりに肩がすぼんでしまうことです。

小さいキーボード、肩がすぼみますよね。

その影響で巻き肩気味になり地味に腰にダメージを与えていたので、このキーボードが左右に分かれるようになればいいのに、と思っていました。
ということで、分割キーボードに手を出してみたのでした!

すると肩が大きく開くので、以前よりも体勢的には楽になったような…気がします!

巻き肩改善!優雅な生活。

Corne V4 Chocolate はジャンル的には自作キーボードではあるのですが、はんだ付けは不要で、好きなキースイッチとキーキャップを買ってきてパチパチはめれば完成するので、夏休みの工作的な感じで気軽に楽しんで作れました。
「はんだ付けとかちょっとムリ」という人でも軽率に試せる自作キーボードということで、皆さんも軽率に試してキーボード沼にお越しいただければと思っております。

キーボード沼においでよ

キーマップを大公開

ここで唐突に、私の Corne V4 Chocolate のキーマップを大公開します。このキーボードは全部で6つほどのレイヤーを設定できるようなのですが、私は4つのレイヤーを利用しています。

レイヤー0

基本となるレイヤーです。最もよく使う英字キーや修飾キーを中心に配置しています。

MO(1) MO(2) MO(3) という見慣れないキーがありますが、これは「このキーを入力している間はレイヤーを移動する(カッコ内はそのレイヤー番号)」というキーです。
また、Macro 0 Macro 1 などという謎のキーもありますが、これはその名の通りマクロ(一連のキー入力を自動化する)を設定できるキーです。私は、ここに Ctrl + Win + ← Ctrl + Win + → 、つまり仮想デスクトップの移動を割り当てています。

レイヤー1

このレイヤーは、右手小指でレイヤーキーを押さえている際に入力できる領域です。
主に、操作系やマクロなどを仕込んでいます。

右手側には矢印キーや Home, End などを設定し、右手だけで移動が出来るようにしています。

マクロの 2~10 には、Win + 1Win + 0 を設定しています。
これが何かというと、Windows 11 標準搭載のショートカットで、タスクバーに並んでいるアプリケーションを開いたり閉じたり(正しくは最小化したり)できるショートカットです。

このショートカット、何気にめちゃくちゃ便利でして。
私は左から ブラウザ → ファイラー → チャット → ターミナル → エディタ … と並べていて、Win + 1 を入力すればどんなときでも必ずブラウザが開き、Win + 4 を入力すればターミナルが開く。この便利さは皆さんに体感し、震えてほしいです。

また、G H キーの位置にはそれぞれ 無変換 変換 キーを割り当てています。私は Windows 側で下記の設定を入れているので、レイヤーキー + G で英数入力に、レイヤーキー + H でかな入力になります。

これも、無変換 を入力すれば絶対に英数入力、変換 を入力すれば絶対にかな入力になるため、安心感がものすごいです。この便利さは皆さんに体感し、震えてほしいです。

レイヤー2

このレイヤーでは、左手側に数字キー(テンキーっぽい配列)、右手側に記号類をまとめています。
右手親指でレイヤーキーを押しているときの布陣ですね。

左手親指位置に Shift キーを配置しているので、Shift + 数字 で入力できる記号類にも対応しています!

レイヤー3

最後のレイヤーです。右手親指のちょっと押しにくい位置にあるレイヤーキーを押しているときにこのレイヤーに切り替わります。

正直使用頻度が低いのですが、左手側にはF1~F10までのキーをテンキー配列で。右手側には、マウス操作の代替として矢印キーや左クリック/右クリックを割り当ててみました。(ちなみに、マウスは別途使います!)

おわりに

ということで、通して読むと分割キーボードというよりは「40%キーボードはいいぞ」の記事になっているような気がしなくもないですが、分割キーボードのすゝめでした。

皆さんも、日頃使っているキーボードを始めとした入力デバイスに不満は無いでしょうか。この不満を解消するだけで、生産性や幸福度が大きく向上します!

今回は私の話をしましたが、スタイル・エッジ システム事業部には他にも、自慢の入力デバイスを携えたエンジニアが多く潜んでいます。
弊社の YouTube チャンネルにも関連する動画がアップされておりますので、ぜひご視聴ください!

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今回、技術ブログでは4回目の執筆をさせていただきました。
1回目~3回目は、それぞれ下記のような記事を書いたので、お時間ある方はこちらもぜひ読んでいってください!

techblog.styleedge.co.jp
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また、スタイル・エッジでは、一緒に働く仲間を絶賛大募集しています。
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