Kotlin Fest 2025参加レポート – asken テックブログ

こんにちは。バックエンドエンジニアの齋藤です。

2025年10月26日に開催された Kotlin Fest 2025 に参加してきたので、今回はそのレポートです。askenは今回、ことりプランで協賛し、初めてブース出展も行いました。

未来さんも出張

Kotlin Fest 2025について

Kotlin Festは、Kotlinを愛するエンジニアたちが集まる国内最大級のKotlinカンファレンスです。毎年「Kotlinを愛でる」をテーマに開催されており、Kotlinに関する最新技術やベストプラクティスが共有されます。

2025.kotlinfest.dev

セッション聴講レポート

興味があるセッションをいくつか聴講してきました。

登壇者の背景のパネルにもaskenのロゴが…!

オープニングセッション

私は今年初めて参加したのですが、素敵なテーマだなと思いました。

【招待セッション】Kotlinを支える技術: 言語設計と縁の下の力持ち

2025.kotlinfest.dev

招待セッションではJetBrainsのKotlin開発チームの方がお話してくださいました。特に印象的だったのは、Kotlinの開発チームの人数が数年前と比べて大幅に増えていることでした。数年前は集合写真で全員はっきり顔が見えるくらいでしたが、現在では上から写真を撮らないと全員映らないくらいの規模になっていました。チームの規模拡大から、Kotlinが勢いのある言語であることを実感できました。

デッドコード消せてますか? – 構文解析とGradleプラグイン開発で始めるコードベース改善

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フィーチャーフラグの削除を自動化する取り組みについてのセッションでした。

フィーチャーフラグは、リリースが終わるとデッドコードになりますが、デグレの心配や費用対効果の観点から削除の優先度が下がりがちです。このセッションでは、そうしたデッドコードの削除をGradleプラグインを作って自動化するアプローチが紹介されていました。

このような作業の優先度が下がりがちという部分に大変共感し、こういった作業を自動化しようとするマインドは、日々の開発でも見習いたいと思いました。また、Gradleプラグインを自分で作ったことがなかったので、こういう時に使えるのかと勉強になりました。

Kotlinで実装するCPU/GPU「協調的」パフォーマンス管理

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Android開発におけるパフォーマンス管理についてのセッションでした。私はバックエンドエンジニアで、Android開発の話とは思わずに聞きに行ってしまったのですが、ライブラリを使って端末の温度を監視し、一定以上になったら動画のfpsを落として省エネモードにする、といった制御ができるとのお話でした。アプリ側ではそのような制御もしなければいけないのかと興味深かったです。

また、useブロックを使えば、ブロックから抜ける時に必ずcloseしてくれるという話は、バックエンドエンジニアでもわかる内容でした。AndroidとサーバーサイドでKotlinという共通言語を使うことの良さを実感しました。

文字列操作の達人になる〜Kotlinの文字列の便利な世界〜

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どの言語にもある文字列操作を通じて、Kotlinの魅力を再発見するセッションでした。「よりKotlinらしいコードを書こう」というテーマで、明日から使いたくなる具体的なtipsがたくさん紹介されていて、楽しく聞くことができました。

AIとの協業で実現! レガシーコードをKotlinらしく生まれ変わらせる実践ガイド

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AIを活用したリファクタリングの実践についての内容でした。

「Kotlinらしいコードとは」のパートでは、簡潔性・安全性・表現力という3つの観点が紹介されていました。また、「AIによる品質保持」のパートでは、AIに変更箇所と確認が必要なポイントをレポート形式で出してもらう工夫や、レビュー時の観点が紹介されていました。

このレビュー観点は、自分でコードを書くときにも、AIが生成したコードをレビューするときにも意識したい内容だと感じました。また、皆がなんとなく持っている「Kotlinらしい」の認識を丁寧に言語化されたことで、AIに伝える時も、レビュー時にも認識が揃った成果物ができるのだと感じました。非常に勉強になるセッションでした。

ブース出展について

今回、askenは「ことりプラン」で協賛し、初めてブース出展を行いました。ブース出展については別でレポートを投稿予定なので、今回は簡単に私の感想を記載します。

Kotlin Festでは、各社のブースを回り、カードにシールを集めるとプレゼントがもらえるスタンプラリーシステムがありました。自分は人に話しかけるのが苦手なのですが、このシステムのおかげで自然にブースに来てくださった方と交流することができました。

各社のブースでシールがもらえます。ありがたいシステム。

ブース対応をしていて、特に嬉しかったのは次のような反応でした。

  • 「あすけんを使っている(知っている)が、技術イベントで見ると思わなかったし、Kotlinを使っているとも知らなかったので驚いた」

実際にあすけんを使ってくださっている方とお話できたことは、とても励みになりました。また、バックエンドエンジニアの方が想像以上に多く、Kotlinコミュニティの広がりを感じることができました。

その他

配布されたバッグがとてもかわいく、生地もしっかりしていて、荷物が多い日に日常使いできそうで嬉しかったです。

ポケットもありタイムテーブルをすぐに取り出せて便利でした!

askenのKotlinへのリアーキやKMPについては、以下のテックブログでも紹介していますので、ぜひご覧ください。

tech.asken.inc

tech.asken.inc

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セッションでは、業務で活用できそうな知見をたくさん得ることができました。また、登壇者の方のKotlinへの熱意も感じることができました。

ブース対応では、普段はなかなか自分から交流しに行くのは気後れしてしまいますが、今回はブースに立つ側になったことで、Kotlinエンジニアの方々と直接交流する貴重な機会になりました。askenの取り組みを知っていただけたことや、あすけんを使ってくださっている方とお話しできたことは、とても嬉しい体験でした。

askenではAndroid開発、KMP、バックエンド開発でKotlinを採用しております。

Kotlinエンジニアも絶賛募集中です。

まずはカジュアルにお話しできればと思いますので、ぜひお気軽にご連絡ください!

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